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日本学士院客員の選定について

日本学士院は、平成26年12月12日開催の第1084回総会において、次の3名を日本学士院客員に選定しましたので、お知らせいたします。

氏名 李賢宰(イ・ヒョンジェ)博士
Dr. Hyun Jae Lee
>李賢宰博士
現職

大韓民国学術院会員
ソウル国立大学校名誉教授
財団法人湖厳財団理事長

居住地 大韓民国
専攻学科目 経済学
生年 1929年(84歳)
主要な学術上の業績

 李賢宰(イ・ヒョンジェ)博士は、韓国における代表的な経済学者です。国際的な視野にたって韓国経済の発展の特性を、国民所得の支出構造の変化、金融、財政の役割などをふくめ、総合的に解明し、その発展に貢献する考察を展開してきました。とくに、日韓両国の経済発展における様相の差異にも分析を加え、両国の経済協力、学術交流の重要性を強調しています。日韓両国は「近くて遠い国」とよくいわれているが、技術の移転や共同開発も重視しつつ「近くて近い国」になってほしい。こうした見解にもとづき、李氏は日本の諸大学、研究諸機関にたびたび招かれて、両国の経済協力の意義を説き、多くの研究者に感銘を与え、両国の学術交流促進のうえでも大きな足跡を残しています。

氏名 ダン・マッケンジー博士
Dr. Dan McKenzie
>Dr. McKenzie
現職 ケンブリッジ大学名誉教授
ケンブリッジ大学キングスカレッジ・フェロー
居住地 イギリス
専攻学科目 固体地球惑星科学
生年 1942年(72歳)
主要な学術上の業績

 ダン・マッケンジー博士は、地球科学分野において世界的に最も顕著な業績を上げた研究者の1人です。博士は、今に到るまで固体地球科学の指導原理であり続けるプレートテクトニクス理論の創始と確立に主導的な役割を果たしました。この理論の誕生によって私たちは地学史上初めて、大陸移動、山脈形成、地震、火山噴火、鉱床生成、古気候変動などの地学的諸現象を統一的に理解する視点を獲得したのです。博士は、巨大堆積盆地の形成、プレート運動をもたらすマントル対流、マントルの部分溶融によるマグマ発生などの分野でも先導的な役割を果たしました。博士はまた日本の研究者と様々な面で深い交流があり、日本の学術に大きく貢献してきています。

氏名 マーティン・リース博士
Dr. Martin John Rees
>Dr. Rees
現職

ケンブリッジ大学名誉教授
ケンブリッジ大学トリニティカレッジ・フェロー
王室天文学者(Astronomer Royal)
ロンドン大学インペリアルカレッジ名誉教授
レスター大学名誉教授

居住地 イギリス
専攻学科目 天文学・宇宙物理学
生年 1942年(72歳)
主要な学術上の業績

 マーティン・リース博士は宇宙におけるブラックホールやその周りの多様な現象の物理過程を理論的に明らかにし、電波天文学やX線・ガンマ線天文学の発展により新たに発見された天体や現象との関連をいち早く指摘しました。また、宇宙初期における原始天体や銀河の形成の研究を通じて、ビッグバン宇宙論の枠組みの中で宇宙の構造形成に冷たい暗黒物質が果たす役割を示唆するなど、現在の観測的宇宙論の発展に大きな寄与をしました。
 博士が長く所長として勤められたケンブリッジ大学天文学研究所には、日本人研究者がほとんど常に長期滞在し研究を進めています。日本で開催された数多くの国際会議にも参加し、招待講演をおこなっています。また沖縄科学技術大学院大学の設立に寄与し、創設後は理事も務められました。

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