日本学士院

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日本学士院客員選定記念講演会のお知らせ

ちらし
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日本学士院では、わが国における学術の発達に関し、特別に功労のあった外国人研究者を日本学士院客員として選定しています。この度、アントワーヌ・コンパニョン教授(アカデミー・フランセーズ会員、コロンビア大学教授、コレージュ・ド・フランス名誉教授)及びハルオ・シラネ教授(コロンビア大学教授、東京大学東京カレッジ特任教授)を本院客員に選定したことを記念し、講演会を開催いたします。また両氏の講演後、対談が予定されております。

事前申込制
会場:75名(先着順・令和5年4月17日(月)締切)会場参加受付は終了しました。
オンライン:300名(先着順)

※英語講演・同時通訳付き
※新型コロナウイルス感染症の状況により、開催方法の変更、中止となる場合がございます。
※講演会後のアーカイブ配信は予定しておりません。

日時・場所

講演内容

講演1 動物、災害、山—環境人文学再考(英文:Animals, Disasters, and Mountains: Rethinking Environmental Humanities)

  • ハルオ・シラネ客員
  • コロンビア大学教授、東京大学東京カレッジ特任教授
  • 専門:日本文学
  • 司会:揖斐 高(日本学士院会員)

日本文化において、人間と動物、人間と山とは、どのような関係にあるでしょうか。そして自然災害との関係は? これらの複雑な関係は、現代にふさわしい環境倫理を生み出すためにどのように役立てることができるでしょうか。本講演では、人間と人間以外のものの関係を再考する手段として、「災害•アフターライフ•再生のエコロジー」を提唱します。

ハルオ・シラネ教授
ハルオ・シラネ客員

講演2「文学とイノベーション(英文:Literature and Innovation)」

  • アントワーヌ・コンパニョン客員
  • アカデミー・フランセーズ会員、コロンビア大学教授、コレージュ・ド・フランス名誉教授
  • 専門:フランス文学、一般・比較文学
  • 司会:高田康成(日本学士院会員)

〈文学〉と〈イノベーション〉の相性は必ずしも良くありません。二つの語を並置するのは愚かしい、さらにはばかげていると思われるかもしれません。〈文学〉を論ずるのに、〈イノベーション〉を持ち出す意味はありうるのでしょうか。イノベーションは成長のための必要条件です。イノベーション無しには、いかなる成長もありません。こうして、イノベーションの概念は経済と不可分であり、芸術、文化そして文学とは調和しません。ミクロ経済学においても、マクロ経済学においても、イノベーションは、ヨーゼフ・シュンペーターの言い方によれば、〈創造的破壊〉に依存しています。それに対して、芸術において、我々が目指しているのは、過去、それも〈遺産〉と名付けられる過去を保存することです。デジタル革命は、文学と社会的要請としてのイノベーションとのあいだのミスマッチを激化させているように見えます。しかし本当にそうなのでしょうか?

アントワーヌ・コンパニョン教授
アントワーヌ・コンパニョン客員

お申込み

1. 会場 定員75名・先着順

 会場参加受付は終了しました。

2. オンライン 定員300名・先着順

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