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日本学士院第14回学びのススメシリーズ講演会のお知らせ

パンフレット
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日本学士院学びのススメシリーズ講演会は、様々な分野で素晴らしい研究を重ねてきた日本学士院会員が、日本の将来の担い手となる子供たちに知ることのおもしろさ、学ぶことの楽しさを知ってもらう一助になればという思いから企画されました。第14回となる今回は、家 正則会員が講演を行います。奮ってご参加ください。

事前申込制
会場:75名(先着順)

 会場参加申込みフォーム
オンライン:500名(先着順)
 https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_haf1bBo5S2Su7VzCg1vckQ

※新型コロナウイルス感染症の状況により、開催方法の変更、中止となる場合がございます。
※講演会後のアーカイブ配信は予定しておりません。


日時・場所

後援・協力

後援:台東区、台東区教育委員会

協力:上野の山文化ゾーン連絡協議会


講演内容

家正則会員
家 正則会員

「宇宙史・生命史を学び、文明社会の将来を考えよう」

  • 家 正則
  • 日本学士院会員
  • 自然科学研究機構国立天文台名誉教授
  • 総合研究大学院大学名誉教授

この100年の間に、138億年の宇宙史、46億年の地球史、38億年の生命史、1万年の人類史がいろいろとわかってきました。ビッグバン直後の宇宙には水素とヘリウムしかありませんでした。酸素、炭素や鉄などの原子は、すべて星の中で水素からつくられたものです。宇宙には正体不明の暗黒物質や暗黒エネルギーが満ちていることがわかってきました。大型望遠鏡や探査機の観測で、太陽系以外にも惑星を持つ星が無数にあることもわかってきました。人類文明はこの100年の間に地球の自然を変えてしまうレベルにまで発展しています。広い宇宙の中で、この地球だけが特別なのでしょうか?地球以外にも生命を宿し文明を築いている惑星があるのではないでしょうか?最新の宇宙観に基づき、私たち人類の立ち位置を学び、将来どんな文明社会を作っていったら良いのか、考えてみましょう。



【講師について】
1949年生まれ。コンピュータ制御で鏡を理想形状に保つ方式を提唱して、8mすばる望遠鏡をハワイ島に建設する計画に貢献し、完成後には130億光年かなたの初期宇宙を観測しました。また、138億年前のビッグバンで始まった宇宙は急激な膨張で一旦冷えますが、銀河が一斉に誕生しその光で銀河間空間が暖められて、再び電離した「宇宙の夜明け」の時期が130億年前であることを明らかにしました。加えて、大気のゆらぎによる画像のぼけを克服する「補償光学装置」を開発し、近くの恒星を巡る惑星の観測が可能となり、初期宇宙や系外惑星の研究で日本は世界トップレベルに躍り出ています。

著書に『ハッブル宇宙を広げた男』(2016年、岩波ジュニア新書)などがあり、学生のための講演会を多く行っています。

【日本学士院(にっぽんがくしいん)について】
日本学士院は、文部科学省に設置された、学術の発展に寄与するため必要な事業を行うことを目的とした機関です。本院は、明治12年に福沢諭吉を初代会長として創設された「東京学士会院」を前身とし140年以上の歴史を有しており、各分野で高い業績を挙げた研究者が会員として所属しています。




お申込み・お問合せ

<お申込み>

会場参加とオンライン参加でお申込み方法が異なります。

1. 会場 定員75名・先着順

 会場参加申込みフォーム
※お申し込みフォームをご利用になられない方は、e-mail、ファックスまたは往復はがきのいずれかの⽅法で、「会場希望」と明記のうえ、⽒名(ふりがな)、 電話番号、メールアドレス等の連絡先及び中学生/高校生/一般の別を記載して、下記の連絡先にお送りください。

2. オンライン 定員500名・先着順

下記URLよりお申込みください。
 https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_haf1bBo5S2Su7VzCg1vckQ

<お問合せ>

日本学士院 事務室