日本学士院第63回公開講演会のお知らせ
パンフレットダウンロード日本学士院では、広く一般の方々を対象として、会員を講師に春・秋年2回講演会を実施しており、秋の講演会を下記のとおり開催いたします。本院会員が分かりやすくお話をいたします。
事前申込制 先着150名
たくさんのお申込ありがとうございました。
定員に達しましたので受付を終了させていただきます。
日時・場所
- 平成27年10月24日(土)午後2時~5時10分
- 日本学士院 会場地図
開会挨拶
入谷 明 公開講演会委員会委員長
講演内容

根岸 隆会員
「ワルラスの樫の木」
- 根岸 隆(経済理論・経済学史)
- 日本学士院会員
- 東京大学名誉教授
経済学の歴史において、物理学におけるニュートンにも比すべき地位を占めるスイスの学者レオン・ワルラス(1834-1910)の次のような主張について考えてみたい。
「ひとは自分のおこなったことに明確な認識をもたなくてはならない。もし収穫を急ぐならば、人参やサラダ菜を植えるべきである。しかしもし樫の木を植えるだけの野心があるならば、自分自身にこう言いきかせるべきであろう。わたくしの孫たちはこの緑陰をわたしに負うているのだ、と。」
これはワルラスが書いた手紙の一部であるが、だれにあてた手紙なのか、必ずしもあきらかでないので調べてみたい。
司会: 竹内 啓会員

岸本忠三会員
「免疫難病治療への新しい時代の到来 —免疫調節因子(IL-6)の発見から創薬へ—」
- 岸本忠三(免疫学)
- 日本学士院会員
- 大阪大学免疫学フロンティア研究センター特任教授
- (公財)千里ライフサイエンス振興財団理事長
- 大阪大学名誉教授
IL-6の遺伝子単離からその受容体の構造解明、シグナル伝達の全容解明へとつながった我々の一連の研究から抗IL-6受容体抗体(Tocilizumab)が生まれ、リウマチの治療にパラダイムシフトを招来したと言われる、現在世界100カ国以上で使われるブロックバスターとなっている。
小児の全身性特発性関節炎(JIA)にも著効を発揮することが国際的な治験から実証されたし、現在、強皮症、リウマチ様筋痛症、高安病、巨細胞動脈炎、視神経脊髄炎等で治験が行われている。
司会: 須田立雄会員
お申込・お問合せ
<お申込>
たくさんのお申込ありがとうございました。
定員に達しましたので受付を終了させていただきます。
<お問合せ>
日本学士院 公開講演会係
- 〒110-0007 東京都台東区上野公園7-32
- TEL 03-3822-2101
- FAX 03-3822-2105
- 電子メール kouenkai@japan-acad.go.jp
台東区上野の山文化ゾーン

本講演会は、台東区上野の山文化ゾーンフェスティバルの一つとして開催されます。
その他近隣の講演会の案内も掲載されていますので、是非ご覧ください。
台東区のウェブサイトからもお申込できます。