日本学士院第5回学びのススメシリーズ講演会のお知らせ
パンフレットダウンロード日本学士院学びのススメシリーズの講演会は、平成20年に第1回を開催し、今回で第5回となります。本講演会は、様々な分野で素晴らしい研究を重ねてきた日本学士院会員が、日本の将来の担い手となる子どもたちに知ることのおもしろさ、学ぶことの楽しさを知ってもらう一助になればという思いから企画されました。今回は飯島澄男会員が講演を行います。本講演会は日本学士院会員の話を聞けるよい機会です。奮ってご参加ください。
事前申込制 先着150名
申込みは終了しました。
日時・場所
- 平成24年12月8日(土)午後2時~
- 日本学士院 会場地図
後援
台東区
台東区教育委員会
協力
上野の山文化ゾーン連絡協議会
講演内容

飯島澄男会員
「ナノサイエンスとナノテクノロジー —カーボンナノチューブの発見からその産業応用—」
- 飯島澄男(物質科学)
- 日本学士院会員
- 名城大学教授
- (独)産業技術総合研究所ナノチューブ応用研究センター長
- NEC 特別主席研究員
日本の産業は「ものつくり」が基本です。その中心には新材料の「開発」がありますが、新材料の開発では現在し烈な競争が世界規模で進行中です。本講演では、その一例として、「カーボンナノチューブ」を取り上げ、その発見、学問としての魅力、そして産業応用への研究開発について紹介します。
カーボンナノチューブは、ダイヤモンド、炭、鉛筆の芯と同じ炭素原子からできていますが、その大きさが「ナノメートル・サイズ」であること、また円筒形であるために通常の炭素材料とは違った性質を示します。そのため「ナノサイエンス」と「ナノテクノロジー」研究の中心的存在になっています。この分野の研究ではノーベル賞がすでに2回も与えられるほどです。
【学校の先生及び保護者の方へ】
日本学士院(にっぽんがくしいん)は、文部科学省に設置された、学術の発展に寄与するため必要な事業を行うことを目的とした機関です。本院は、明治12年に福沢諭吉を初代会長として創設された「東京学士会院」を前身とし130年余の歴史を有しています。
学士院では各分野で高い業績を挙げた研究者が会員として所属していますが、その研究成果を社会に還元することも研究者の一つの使命だと考えています。また、科学離れが叫ばれる昨今、将来の日本の担い手となる子どもたちに、今一度科学に対する興味を持ってもらう一助となればと思い本講演会を企画いたしました。今年も、台東区・台東区教育委員会の協力を得て、この講演会を開催する運びとなりました。
今回講師を務める飯島澄男会員は、電子顕微鏡を用いた高分解能観察により世界に先駆けて結晶中の原子の撮影に成功しました。また、カーボンナノチューブを発見するなど、ナノサイエンス・ナノテクノロジー研究における世界的な第一人者として活躍しています。飯島会員は、上野高等学校の出身者であり、台東区とのつながりもあります。一つの分野を極めた研究者の話を聞くことは必ず子どもたちの糧となることと思います。 中学生・高校生に向けた内容となっておりますが、学校の先生ならびに保護者の方にも本院へ足をお運びいただければ幸いです。
お申込・お問合せ
<お申込>
e-mail、ファックスまたは往復はがきのいずれかの方法で、「学びのススメ聴講希望」と明記の上、 住所、氏名、フリガナ、 電話番号、メールアドレス等の連絡先を記載して、下記の連絡先にお送りください。 お席に限りがございますのでお申し込みはお早めにお願いいたします。下記の申込フォームからもお申し込みできます。
事前申込制 先着150名
申込みは終了しました。
<お申込み>
日本学士院 事務室
- 〒110-0007 東京都台東区上野公園7-32
- TEL 03-3822-2101
- FAX 03-3822-2105
- 電子メール kouenkai2@japan-acad.go.jp