日本学士院第55回公開講演会のお知らせ
パンフレットダウンロード日本学士院では、広く一般の方々を対象として、会員を講師に春・秋年2回講演会を実施しており、秋の講演会を下記のとおり開催いたします。本院会員が分かりやすくお話をいたします。
事前申込制 先着150名
たくさんのお申込ありがとうございました。
定員に達しましたので受付を終了させていただきます。
※追加募集をする場合は10月13日以降にお知らせいたします。※
日時・場所
- 平成23年10月22日(土)午後2時~5時10分
- 日本学士院 会場地図
開会挨拶
水田 洋 公開講演会委員会委員長
講演内容
久保田 淳会員
「文学と都市 —上野・浅草を例として—」
- 久保田 淳(日本文学)
- 日本学士院会員
- 東京大学名誉教授
都市は時代が進むにつれて多くの人々を集め、さまざまな機能を持ちながら、発展を続けてゆく。そしてそこに繰り広げられる幾多の人生は、すべて文学の対象となりうるものである。そのような文学と都市の関係を、江戸・東京という歴史的都市の中でもきわめて特色を有するスポットである上野・浅草とその周辺を例に、考えてみたい。この地域を背景とする文学作品はおびただしい数にのぼるが、今回は中世のいくつかの紀行文にはじまり、近世・近代の著名な作家・劇作家・詩人などの作品を取り上げて、彼等はこれらの土地のどのような機能に着目し、どんな人物の人生を描き出そうとしたのかを、時代を追って辿ってみたい。
司会:上田閑照会員
杉村 隆会員
「医療と放射線」
- 杉村 隆(生化学・腫瘍学)
- 日本学士院会員
- 東邦大学名誉学長
- 国立がん研究センタ一顧問
- (公財)日本対がん協会顧問
医療の各分野で放射線が使われている。胸部撮影、胃・大腸の二重造影、乳腺マンモグラフィ一等はX線を使う。早期にがんを見つけて治癒させる。短寿命の放射線同位元素を、がんに取り込ませ、そのガンマ線で診断するPET法もある。がんの治療には放射線が効果を挙げる。がん組織のみに放射線が当たる素晴らしい機械が使われる。α、β、γ線を出す放射能同位元素も治療に使われる。がんのコバルト照射治療等の例がある。原子核の陽子/炭素を治療に使う陽子/重粒子線治療も、がんに卓効がある。 自然にも放射能のある原子は存在する。原子力発電事故で核分裂で生じた放射能物質による被曝は、出来るだけ避けたい。
司会:石坂公成会員
お申込み・お問い合わせ
<お申込み>
たくさんのお申込ありがとうございました。
定員に達しましたので受付を終了させていただきます。
※追加募集をする場合は10月13日以降にお知らせいたします。※
<お問い合わせ>
日本学士院 公開講演会係
- 〒110-0007 東京都台東区上野公園7-32
- TEL 03-3822-2101
- FAX 03-3822-2105
- 電子メール kouenkai@japan-acad.go.jp
台東区上野の山文化ゾーン
本講演会は台東区上野の山文化ゾーンフェスティバルの一つとして開催されます。
その他近隣の講演会の案内も掲載されていますので、是非ご覧ください。
台東区のウェブサイトからもお申込みできます。