日本学士院第51回公開講演会のお知らせ
パンフレットダウンロード日本学士院では、広く一般の方々を対象として、会員を講師に春・秋年2回講演会を実施しており、秋の講演会を下記のとおり開催いたします。本院会員が分かりやすくお話をいたします。
事前申込制 先着150名
たくさんのお申込ありがとうございました。
定員に達しましたので受付を終了させていただきます。
※追加募集をする場合は10月15日以降にお知らせいたします。※
日時・場所
- 平成21年10月24日(土)午後2時~5時10分
- 日本学士院 会場地図
開会挨拶
濱 清 公開講演会委員会委員長
講演内容
新開陽一会員
「金融危機後の米中経済調整」
- 新開陽一(経済学)
- 日本学士院会員
- 大阪大学名誉教授
米国発の世界金融危機の実相は少しずつ明らかになってきた。しかし危機が一応収束したのちのマクロ経済の姿、とくに米中の経済調整の姿は不明のままである。この講演では、サブプライム危機の背後にあるマクロ不均衡をややくわしく解明し、そこから導きだされる米中調整の方向について若干の見通しを示してみる。米中とも、消費・投資などの支出に関しては、かなりの意見の集約がすすんでいるかのごとくであるが、生産あるいは生産構造の調整については、あまり分析がすすんでいないと思われる。私はとくに中国の生産面の調整に新しい視点をあて、今後のマクロ情勢は楽観を許さないと指摘したい。
司会:水田 洋会員
須田立雄会員
「生物の進化と老化の観点から見た骨」
- 須田立雄(基礎歯科医学)
- 日本学士院会員
- 昭和大学名誉教授
- 埼玉医科大学ゲノム医学研究センター客員教授
地球の歴史を1年に縮めてみると、人類は大晦日の午後11時59分に登場したに過ぎないという。 45億年前に地球が誕生してから, 永い、永い時間が経過した。現在、地球上には3,000万種を超える多様な動植物が生存している。 その中で最も進化した生物は脊椎動物であり、その頂点に位置するのがホモサピエンス(現生人類)である。言うまでもなく、脊椎動物の最大の特徴は「脊椎(骨組織)」を持つことである。 最近の総務省の発表によると、わが国の65歳以上の高齢者人口は全人口の21.5%を超え、その実数は2,700万人に達したという。このような高齢社会を反映して、生活習慣病のひとつである「骨粗鬆症」などの骨代謝疾患を患う高齢者が急増し、その実数は1,000万人を超えたと推定されている。この公開講演会では、生物の進化と老化の観点から見た骨の諸問題について、ご参集の皆様方と一緒に考えてみたいと思う。
司会:岸本忠三会員
お申し込み・お問い合わせ
<お申し込み>
e-mail、ファックスまたは往復はがきのいずれかの方法で住所、氏名、フリガナ、 電話番号、メールアドレス等の連絡先を記載して、上記の連絡先にお送りください。 お席に限りがございますのでお申し込みはお早めにお願いいたします。下記の申込フォームからもお申し込みできます。
たくさんのお申込ありがとうございました。
定員に達しましたので受付を終了させていただきます。
※追加募集をする場合は10月15日以降にお知らせいたします。※
<お問い合わせ>
日本学士院 公開講演会係
- 〒110-0007 東京都台東区上野公園7-32
- TEL 03-3822-2101
- FAX 03-3822-2105
- 電子メール kouenkai@japan-acad.go.jp