日本学士院

物故会員個人情報

 

氏名

山崎一雄 (やまさき かずお)

 

所属部・分科

第2部第4分科

選定年月日

平成元年12月12日

退任年月日

平成22年4月10日

専攻学科目

無機化学

過去の要職

名古屋大学名誉教授

受賞等

〔国内〕

恩賜賞 (昭和35年)
勲二等瑞宝章 (昭和57年)

〔海外〕

国際古文化財保存学会フォーブス記念賞 (1988年)

主要な学術上の業績

 山崎一雄氏は、金属イオンのまわりに種々のイオンや分子が結合した金属錯体の化学的並びに分光学的研究をはじめ、無機化学の分野で長年にわたり顕著な業績を挙げました。また無機化学の知識や方法を醍醐寺五重塔壁画をはじめ多くの古代壁画、古代ガラス、陶磁器、青銅器等の研究に応用し、考古学や美術史と化学との境界領域に「考古化学」とも称すべき新しい学問分野を開拓した業績は国際的に高く評価されています。

主要な著書・論文