物故会員個人情報
氏名
古在由秀 (こざい よしひで)
所属部・分科
第2部第4分科
選定年月日
昭和55年12月12日
退任年月日
平成30年2月5日
専攻学科目
天文学
過去の要職
- 日本学士院幹事・第2部部長
- 東京天文台長・国立天文台長
- 東京大学名誉教授
- 国立天文台名誉教授
- 総合研究大学院大学名誉教授
- 群馬県立ぐんま天文台名誉台長
- International Astronomical Union (IAU) President
受賞等
〔国内〕
- 朝日賞(昭和39年)
- 恩賜賞・日本学士院賞(昭和54年)
- 勲二等瑞宝章 (平成14年)
- 文化功労者 (平成21年)
〔海外〕
- Brouwer Award(アメリカ天文学会) (1988年)
主要な学術上の業績
古在由秀氏は、天体力学の分野における世界的権威です。天体力学の理論的展開により人工衛星の軌道の精密な計算を行いましたが、この方法は現在人工衛星の国際観測に広く採り入れられています。一方、土星の衛星や木星軌道面と大きな傾斜角を持つ小惑星の運動の力学的研究にも著しい業績をあげ、特に小惑星の族の分類から天体力学が太陽系の起源の問題にかかわりを持つという新しい考えを示しました。