日本学士院

物故会員個人情報

 

氏名

小柴昌俊 (こしば まさとし)

小柴昌俊

 

所属部・分科

第2部第4分科

選定年月日

平成14年12月12日

退任年月日

令和2年11月12日

専攻学科目

物理学

過去の要職

受賞等

〔国内〕

〔海外〕

主要な学術上の業績

 ニュートリノは、他の素粒子にぶつかった時に極めて反応を起こしにくく、従って検出は非常に困難です。小柴昌俊氏は、他の素粒子の進入できない神岡鉱山の地下に3000トンの水槽を建設し、直径20インチの光電子倍増管により入射ニュートリノの運動量を精度よく測定する方法を確立しました。このカミオカンデの装置は超新星からのニュートリノの観測に成功し、その後のスーパーカミオカンデによるニュートリノ振動などの観測への道を拓き、国際的に極めて高く評価され、2002年のノーベル物理学賞が贈られました。

主要な著書・論文