物故会員個人情報
氏名
細谷千博 (ほそや ちひろ)
所属部・分科
第1部第2分科
選定年月日
平成3年12月12日
退任年月日
平成23年9月21日
専攻学科目
外交史・国際関係論
過去の要職
- 一橋大学名誉教授
- 国際大学名誉教授
受賞等
〔国内〕
- 紫綬褒章 (昭和60年)
- 勲二等旭日重光章 (平成3年)
〔海外〕
主要な学術上の業績
細谷千博氏が、1955年に公にした『シベリア出兵の史的研究』は、わが国における1次資料に基づく実証的な外交史研究に先鞭をつけたものですが、日独伊三国同盟や日ソ中立条約の成立経緯を各種資料に基づいて分析し、従来解明されていなかった事実を明確にし、サンフランシスコ講和に至る過程におけるアメリカの対日講和政策や英米関係などを関係諸国の公文書を分析し明らかにするなど、日本外交史に関し多くの注目すべき研究を発表しました。
主要な著書・論文
- 『シベリア出兵の史的研究』、1955年(有斐閣) (2005年、岩波現代文庫)
- 『太平洋戦争への道、第5巻』(共著)、1962年(朝日新聞社)
- 『日米関係史―開戦に至る10年―全4巻 』(共編著)、1971年(東京大学出版会)
- 『ロシア革命と日本』、1972年(原書房)
- 『日本外交の座標』、1979年(中央公論社)
- 『ワシントン体制と日米関係』(共編著)、1978年(東京大学出版会)
- 『日米関係史』(共編著)、1982年(有斐閣)
- 『サンフランシスコ講和への道』、1984年(中央公論社)
- 『両大戦間の日本外交』、1988年(岩波書店)
- 『太平洋戦争』、(共編)、1993年(東京大学出版会)
- 『日本外交の軌跡』、1993年(日本放送出版協会)