日本学士院

物故会員個人情報

 

氏名

石本泰雄 (いしもと やすお)

 

所属部・分科

第1部第2分科

選定年月日

平成14年12月12日

退任年月日

平成27年12月8日

専攻学科目

国際法

過去の要職

受賞等

〔国内〕

 

〔海外〕

 

主要な学術上の業績

石本 泰雄氏は、国際法全体の巨視的把握を常に念頭においた研究を行い、とりわけ国際法における「戦争」の位置づけについては、いわゆる戦争違法化現象を軸とする近代国際法から現代国際法への構造転換を綿密に実証し、先駆的な業績を残してきました。さらに、この「戦争」の規範的構造を解明するため不可欠である中立の地位の研究を行い、わが国の国際法学に社会経済史の視点を導入し、以後、後進の研究の方向に大きな影響を与えています。

主要な著書・論文

著 書

  1. 『中立制度の史的研究』(1958年, 有斐閣)
  2. 『条約と国民』(1960年, 岩波書店)
  3. 『国際法の構造転換』(1998年, 有信堂高文社)
  4. 『国際法研究余滴』(2005年, 東信堂)