物故会員個人情報
氏名
荒井献 (あらい ささぐ)
所属部・分科
第1部第1分科
選定年月日
平成13年12月12日
退任年月日
令和6年8月16日
専攻学科目
新約聖書学
過去の要職
- 東京大学名誉教授
- 恵泉女学園大学学長・名誉教授
受賞等
〔国内〕
- 日本学士院賞(昭和48年)
- 地中海学会賞(平成10年)
〔海外〕
主要な学術上の業績
荒井 献氏は、キリスト教成立時、正統とされた初期教団と異端とされたグノーシス主義との関連を、前世紀半ばエジプトで発見されたコプト語の原資料の解読と分析とによって解明し、それまで不明であった領域の理解に光を投じました。その後の聖書学界における活躍もめざましく、多数の著作とともに、また大学教授として優秀な後進を多数育成した功績も大きいものがあります。
主要な著書・論文
著 書
- 『荒井 献 著作集』(全10巻、別巻1、岩波書店、2001~2002年)
- 『ユダとは誰か ─原始キリスト教と『ユダの福音書』の中のユダ』 (岩波書店、2007年)
- 『使徒行伝』下巻(新教出版社、2016年)
- 『キリスト教の再定義のために』(新教出版社、2018年)