会員情報
氏名
吉野 彰 (よしの あきら)
所属部・分科
第2部第5分科
選定年月日
令和2年12月14日
専攻学科目
電気化学
現職等
- 旭化成(株)名誉フェロー
- 産業技術総合研究所フェロー兼エネルギー・環境領域ゼロエミッション国際共同研究センター長
- 名城大学大学院理工学研究科教授・特別栄誉教授
- 技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター理事長
- 九州大学グリーンテクノロジー研究教育センター訪問教授・栄誉教授
受賞等
〔国内〕
- 紫綬褒章(平成16年)
- 日本国際賞(平成30年)
- 文化功労者(令和元年)
- 文化勲章(令和元年)
〔海外〕
- ノーベル化学賞(2019年)
外国アカデミー会員等
主要な学術上の業績
IT社会で使われるモバイル電子機器の電源として、高容量で小型・軽量の二次電池が不可欠であり、その実現が切望されてきました。吉野 彰氏は従来の鉛電池やニッケル水素電池などよりも、(1)小型化で軽く、(2)高い電圧をもち、しかも、(3)高い安全性を有するリチウムイオン電池を発明し、(1)携帯電話、スマートフォン、ラップトップPCなどの電源とすることによりモバイル-IT社会実現の貢献、(2)車載、太陽電池発電、風力発電などの蓄電システムとして使うことによる地球環境問題の解決への貢献、(3)約5兆円規模の新産業の創出、(4)電気化学、界面化学、高分子化学、カーボンケミストリー、セラミックケミストリー等の学問分野での科学技術の進歩への貢献など、社会に大きく貢献しました。
主要な著書・論文
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