日本学士院

会員情報

 

氏名

中西準子 (なかにし じゅんこ)

 

所属部・分科

第2部第5分科

選定年月日

令和3年12月13日

専攻学科目

環境リスク管理学

現職等

受賞等

〔国内〕

〔海外〕

外国アカデミー会員等

 

主要な学術上の業績

中西準子氏は、自然や人間活動に起因する環境変化が人の健康リスク・生態系存続のリスクなどに与える影響という深刻な問題に1960年代より取組み、世界に先駆けて「環境リスク管理学」を樹立、総合的環境評価と、健康リスクには損失余命、生態系リスクには種・群の絶滅確率の科学的データに基づく総合的影響評価との定量的関係を求めることに成功しました。この結果、従来の個別領域の評価にとどまらず、多様な原因を総合して評価することにより、広く環境政策に貢献しました。中西氏の研究は、学問が社会に貢献する範囲を拡大するものとして評価され、人類が直面している地球温暖化、自然災害の深刻化、感染症の世界化などに対応する人類の行動方針策定に大きな影響を与えています。

主要な著書・論文

 

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