日本学士院

会員情報

 

氏名

大隅良典 (おおすみ よしのり)

 

所属部・分科

第2部第4分科

選定年月日

平成30年12月12日

専攻学科目

分子細胞生物学

現職等

受賞等

〔国内〕

〔海外〕

外国アカデミー会員等

 

主要な学術上の業績

  大隅良典氏は、酵母の液胞の研究を通じて、細胞が飢餓状態に対応するために自己の成分(タンパク質やオルガネラ)を分解するしくみ「オートファジー」に必要なAtgタンパク質群の同定に成功し、それらが、細胞質の一部を隔離・輸送するオートファゴソームの形成のために必須な因子であることを突き止めました。そして、Atgタンパク質の機能の解析を進め、複数の機能単位に分類されることを示し、オートファジーの基本的分子機構を明らかにしました。オートファジーは、飢餓応答のみならず、細胞内の浄化、損傷オルガネラの除去、感染菌やウィルスの分解、免疫、寿命、さらには多くの疾患に関係しており、生命科学や医学の進歩に大きく貢献しています。

主要な著書・論文

 

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