日本学士院

会員情報

 

氏名

川合眞紀 (かわい まき)

 

所属部・分科

第2部第4分科

選定年月日

令和3年12月13日

専攻学科目

物理化学

現職等

受賞等

〔国内〕

〔海外〕

外国アカデミー会員等

 

主要な学術上の業績

川合眞紀氏は、固体表面に吸着した分子に関して、走査トンネル顕微鏡を用いた精緻な分光学的研究を行い、触媒化学分野や物質材料分野に貢献しました。一酸化炭素などの単純な分子に対して、赤外分光法や電子エネルギー損失分光法を駆使して、表面拡散にかかる運動のエネルギー面を提示するなど、固体表面での分子の化学反応について、多くの業績をあげてきました。その中でもとりわけ、空間的に1つの吸着分子を選んで、その状態(構造、電子状態、振動状態)を定量的に観察する手法を開発し、かつ、分子の化学状態を選別した化学反応を実現した研究成果は、その高い独創性が国際的にも評価されています。

主要な著書・論文

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