会員情報
氏名
広中平祐 (ひろなか へいすけ)
所属部・分科
第2部第4分科
選定年月日
昭和51年11月12日
専攻学科目
数学
現職等
- 日本学士院第2部部長
- 一般財団法人数理科学振興会代表理事
- 京都大学名誉教授
- 山口大学時間学研究所名誉所長
受賞等
〔国内〕
- 日本学士院賞 (昭和45年)
- 文化勲章(昭和50年)
- 文化功労者(昭和50年)
〔海外〕
- フィールズ賞 (1970年)
- レジオン・ドヌール勲章シュバリエ(フランス政府) (2004年)
外国アカデミー会員等
- フランス科学アカデミー外国人会員(1981年)
- ロシア科学アカデミー外国人会員(1994年)
- 韓国科学技術アカデミー名誉外国人会員(1999年)
- スペイン王立科学アカデミー外国人会員(2005年)
主要な学術上の業績
広中平祐氏の主要な業績は「代数的多様体の特異点の解消」およびこれを一般にした「複素多様体の特異点の解消」に要約されます。任意に与えられた代数的多様体を「双有理変換」によって特異点のない多様体に変換することは「代数幾何学における根本問題」の1つでした。この大問題を200頁にわたる「多重帰納法」によって解決して国際的な賞讃を博したのが同氏の1964年に発表した論文であり、この業績によって1970年にフィールズ賞を受賞しました。
主要な著書・論文
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