会員個人情報
氏名 | 深尾良夫 (ふかお よしお) | ![]() |
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所属部・分科 | 第2部第4分科 | ||
選定年月日 | 平成23年12月12日 | ||
専攻学科目 | 地球物理学 | ||
現職等 |
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受賞等 | 国内 |
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海外 | レーマンメダル(AGU、2018年) | ||
外国アカデミー会員等 |
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主要な学術上の業績 | 深尾 良夫氏は、マントル(固体地球の上半分、図参照)のダイナミクスに関する地震学的研究で顕著な業績をあげてきましたが、近年は「スタグナントスラブの発見」及び「常時地球自由振動の発見」で著しい成果を挙げています。前者は、地震波トモグラフィーを用いて、マントルに沈み込んだプレートが上部・下部マントル境界付近に滞留する性質があることを見出したものです。深尾氏らは、これにスタグナントスラブという名を付け、それが沈み込むプレートの一般的な現象であることを示しマントルダイナミクス論に大きな影響を与えました。後者は、長周期地震学的手法を用いて地球全体が地震のないときでも常に揺れていることを見出したもので、同氏らはこの現象に常時地球自由振動という名を付けました。更に深尾氏らは、この現象に大気や海洋が深く関わっていることを示し励起源モデルを提案するなど、固体地球と大気/海洋とを1つのシステムとみなす地震学の発展に寄与しています。 |
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主要な著書・論文 |
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リンク |