氏名 |
佐々木毅(ささき たけし) |
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所属部・分科 |
第1部第2分科 |
選定年月日 |
平成23年12月12日 |
専攻学科目 |
政治学・西洋政治思想史 |
現職等 |
- 東京大学名誉教授
- 公益財団法人明るい選挙推進協会会長
- 公益社団法人国土緑化推進機構理事長
- 一般社団法人学士会理事長
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受賞等 |
国内 |
- 吉野作造賞(昭和62年)
- 和辻哲郎文化賞(平成10年)
- 読売論壇賞(平成11年)
- 紫綬褒章(平成17年)
- 文化功労者(平成27年)
- 瑞宝大綬章(平成30年)
- 文化勲章(令和元年)
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海外 |
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外国アカデミー会員等 |
- 英国学士院通信会員(2004年)
- ソウル大学名誉博士
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主要な学術上の業績 |
佐々木 毅氏の学術的業績は、分析対象の時代と地域という点でも、また方法論的にもきわめて多岐にわたります。主要な業績を大別すれば、第一に、古代から近代に至る西洋の政治思想の理論的・歴史的研究(『マキアヴェッリの政治思想』『主権・抵抗権・寛容』『プラトンと政治』など)、第二に、20世紀の政治思想動向の理論的研究(『現代アメリカの保守主義』『アメリカの保守とリベラル』『プラトンの呪縛』など)、第三に、現代日本政治の分析(『いま政治になにが可能か』『政治に何ができるか』『政治家の条件』など)があげられます。これらの幅広い研究分野をおおう業績は、佐々木氏の一貫した問題関心によって相互に連関しており、全体として一個の政治学の学問体系を形成しています。学問の細分化の傾向が進む今日にあって、幅広い研究分野を高い水準で統合する独自の政治理論を構築したところに、同氏の学術的業績の顕著な特徴があります。 |
主要な著書・論文 |
- 『マキアヴェッリの政治思想』(1970年、岩波書店)
- 『主権・抵抗権・寛容:ジャン・ボダンの国家哲学』(1973年、岩波書店)
- 『プラトンと政治』(1984年、東京大学出版会)
- 『現代アメリカの保守主義』(1984年、岩波書店)
- 『いま政治に何が可能か』(1987年、中央公論社、吉野作造賞受賞)
- 『政治に何ができるか』(1991年、講談社、東畑記念賞受賞)
- 『現代アメリカの自画像』(1997年、日本放送出版協会)
- 『プラトンの呪縛』(1998年、講談社、和辻哲郎賞及び読売論壇賞受賞)
- 『政治学講義』(1999年、東京大学出版会・2012年第2版)
- 『政治学は何を考えてきたか』(2006年、筑摩書房)
- 『政治の精神』(2009年、岩波書店)
- 『ゼミナール現代日本政治』(共編著、2011年、日本経済新聞出版社)
- 『平成デモクラシー』(共編著、2013年、講談社)
- 『21世紀デモクラシーの課題』(共編著、2015年、吉田書店)
- 『政治を動かすメディア』(共著、2017年、東京大学出版会)
- 『民主政とポピュリズム』(共編著、2018年、筑摩書房)
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リンク |
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