日本学士院

会員情報

 

氏名

村松岐夫(むらまつ みちお)

 

所属部・分科

第1部第2分科

選定年月日

平成26年12月12日

専攻学科目

政治学

現職等

京都大学名誉教授
(独)日本学術振興会学術システム研究センター顧問

受賞等

〔国内〕
紫綬褒章(平成15年)
瑞宝中綬章(平成26年)
文化功労者(平成29年)

〔海外〕

外国アカデミー会員等

 

主要な学術上の業績

村松岐夫氏の研究業績は、「戦前戦後断絶論」に立ち、国の行政官僚制の活動及び中央地方関係を含む地方自治体の活動を政治過程の中に位置づけ、これを行動科学を基礎とする発想と方法に基づいて実証的に分析したものです。その特徴は、規範的な色彩の強い通説への批判、理論仮説を立てその妥当性を客観的なデータに基づいて検証する理論化指向と実証研究指向、そして「エリート・サーベイ手法」の活用にあります。 村松氏の一連の研究は、わが国の政治学界において、「日本型多元主義論」と総称される研究潮流や、近年に至って隆盛の萌しを見せている地方自治を政治学的に分析する「地方政治論」の研究潮流を生み出すという大きな貢献を成し遂げました。

主要な著書・論文


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