日本学士院

会員情報

 

氏名

三谷太一郎 (みたに たいちろう)

 

所属部・分科

第1部第2分科

選定年月日

平成14年12月12日

専攻学科目

日本政治外交史

現職等

東京大学名誉教授

受賞等

〔国内〕
第9回 吉野作造賞(昭和49年)
文化功労者(平成17年)
文化勲章(平成23年)

〔海外〕

外国アカデミー会員等

 

主要な学術上の業績

三谷太一郎氏は、近代日本、ことに政党内閣形成期について、その内政、外交、思想について、主として原 敬を対象としつつ、軍部、司法部などの非政党勢力との関連にも注目して、多くの研究成果をあげています。また、同時代における国際協調外交を検討し、さらに吉野作造の役割を中心として、知識人と政治との関係について考察するなど、外交、思想の分野での業績も多く、日本政治外交史の研究に多大な貢献をしました。

主要な著書・論文

著書

  1. 『日本の近代とは何であったか—問題史的考察—』(2017年3月、岩波書店)
  2. 『新版 大正デモクラシー論─吉野作造の時代─』(1995年2月、東京大学出版会)
  3. 『増補 日本政党政治の形成─原敬の政治指導の展開─』(1995年12月、東京大学出版会)
  4. 『近代日本の戦争と政治』(1997年、岩波書店)
  5. 『政治制度としての陪審制─近代日本の司法権と政党─』(2001年、東京大学出版会)
  6. 『二つの戦後─権力と知識人─』(1988年、筑摩書房)

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