第16回学びのススメシリーズ講演会講演要旨
民事訴訟を支える柱—どうして裁判官は争いを解決できるの?
伊藤 眞
1.紛争って?
社会生活を送る中では、いろいろな出来事が起きます。取引、たとえば、モノを売ったり、買ったり、仕事を依頼したり、引き受けたりすること、事故、たとえば、自動車や自転車の衝突が、その例です。こうした出来事の多くは、当事者の話し合いによって解決されますが、中には、言い分が一致せず、争いになるときがあります。
これを「紛争」といいます。ことばの意味としては、「紛(まぎれ)争(あらそう)」ですが、その解決を担う機関が裁判所(裁判官)で、制度が民事訴訟です。
2.裁判って?
でも、「自分は悪いことをしたワケじゃないから裁判所なんかに行かない」というヒトもいるかもしれません。また、アレコレ調べてみたけれど、裁判官にも真相が分からない事件もあるでしょう。
3.民事訴訟の基本原理
今回は、深夜の自転車衝突事故を例にして、裁判官は、どうして紛争を解決できるのか、その仕組みを説明します。
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