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会員個人情報

氏名 青柳正規 (あおやぎ まさのり) 青柳正規
所属部・分科 第1部第1分科
選定年月日 平成19年12月12日
専攻学科目 美術史学・古典考古学
現職等
  • 東京大学名誉教授
  • 山梨県立美術館長
受賞等 国内
  • 地中海学会賞(昭和53年)
  • マルコ・ポーロ賞(平成3年)
  • 浜田青陵賞(平成3年)
  • 毎日出版文化賞(平成5年)
  • 紫綬褒章(平成18年)
  • 日本放送協会放送文化賞(平成23年)
  • 瑞宝重光章(平成29年)
海外
  • イタリア、ポルト・エンペドクレ賞(1984年)
  • イタリア共和国功績正騎士勲章(2002年)
  • イタリアSebetia Ter国際賞(2008年)
  • イタリアTorquato Tasso国際賞(2017年)
外国アカデミー会員等
主要な学術上の業績

 青柳正規氏は、イタリアを拠点に旺盛な活動を展開する考古学者であり、西洋古代美術史家です。

 青柳氏はナポリ近郊の古代ローマ遺跡ポンペイの研究で国際的に名高く、欧米各国の専門家に呼びかけて、当該遺跡に現存する作品を中心に、500点余の壁画図版に学術的解説を施した日本語版・フランス語版の大部の美術書を完成したことにより、高い評価を得ています。昨年さらにポンペイ研究の第一人者U.パッパラルド氏とともに、1000点に近い高精度の画像と詳細な調査報告とから成る資料集成をイタリアで出版して、美術史家としての声価を高めました。

このような青柳氏の研究経歴の基礎には、30年余にわたるイタリア各地での地道な考古学的調査と、英語・イタリア語による報告書・論文の持続的発表があります。発掘調査は、ポンペイ、シチリア西南岸アグリジェント、イタリア中部タルクィ二ア、ヴェスヴィオ火山北麓ソンマ=ヴェスヴィアーナといった各地所在の4遺跡に及び、彫像や床モザイクの出土をもたらしたほか、古代ローマの上層市民たちの住宅・別荘の構造と変遷を克明に解き明かしてきました。

 その際、遺構の盛衰と地中海世界の経済的発展・衰退との関連にも考察の眼を向けるなど、考古学・美術史の域を超え、政治と社会の動きをも視野に入れて古代ローマの全体像に迫ろうとするところに、青柳氏の研究の特徴が認められます。数々の受賞は、青柳氏の業績が学界のみならず広く社会の知的関心に応えうる学問的魅力を具えている証左といえます。

主要な著書・論文
    1. (著書)『エウローパの舟の家』東京大学文学部、1977年、pp. 248.
    2. (著書)『古代都市ローマ』中央公論美術出版、1990年、pp. 469.
    3. (共編著)『ポンペイ壁画』全2巻、岩波書店、1991年、第1巻 pp. 289-295、第2巻 pp. 17-83 (La peinture de Pompéi; Témoinages de l'art romain dans la zone ensevelie par Vésuve en 79 ap. J.-C., vols. 2, Paris 1993として全2巻翻訳出版).
    4. (著書)『皇帝たちの都ローマ』(中公新書)中央公論社、1992、pp. 401.
    5. (共編著)Pompei (Regiones VI-VII) -Insula Occidentalis, Napoli 2006, pp. 560.
    6. (論文)「ポセイドーン・モザイクについて」『美術史』 113, 1982, pp. 1-22 ("Il mosaico di Posidone rinvenuto a Realmonte", in Quaderno dell'Univ. di Messina 3, 1988, pp. 91-103として翻訳刊行).
    7. (論文)「コンコルディア神殿 Aedes Concordiae inter Capitolium et Form (Fest. p. 84L) -創建年代について-」『美術史論叢』 4, 1990, pp. 1-22.
    8. (共著論文)"I mosaici pavimentali della villa romana di Cazzanello", in Atti del AISCOM, 1997, pp. 815-828.
    9. (共著論文)"Lo scavo della villa romana in loc. Cazzanello, presso Tarquinia. Nota preliminare", in Rendiconti della Pontificia Accademia Romana di Archeologia, 75, 2002-03, pp. 187-244.
    10. (共著論文)"Nuovi scavi nella <Villa di Augusto> a Somma Vesuviana (NA): campagna 2002-2004", in Rendiconti della Pontificia Accademia Romana di Archeologia, 78, 2005-06, pp. 75-109.
    11. (共著論文)"Japón y Pompeya por la difusión de las iconografias pictóricas antiguas", in Actas del IX Congreso Internacional de la Association Internationale pour la Peinture Murale Antique [AIPMA] (Circulación de temas y sistemas decorativos en la pintura mural antigua), 2007, pp. 223-225.
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