日本学士院

授賞

恩賜賞及び日本学士院賞

恩賜賞賜品(御紋付銀花瓶)
恩賜賞賜品(御紋付銀花瓶)

本院における授賞制度は、明治43年に創設され、学術上特にすぐれた論文、著書その他の研究業績に対して授賞を行っています。授賞式は明治44年より毎年挙行され、令和5年度で第113回を迎えました。昭和24年以降の授賞式には天皇陛下の行幸を、平成2年からは天皇皇后両陛下の行幸啓を仰いで挙行されています。

過去の受賞者には、木村 栄、高峰譲吉、野口英世、佐佐木信綱、金田一京助博士や、後にノーベル賞を受賞した湯川秀樹、朝永振一郎、福井謙一、江崎玲於奈、小柴昌俊、野依良治、鈴木 章、益川敏英、小林 誠、山中伸弥、赤﨑 勇、大村 智、梶田隆章、大隅良典、本庶 佑博士がいます。

また、昭和62年には、本院名誉会員であったエジンバラ公フィリップ殿下からの申し出により、「日本学士院エジンバラ公賞」が創設されました。本賞は、広く自然保護及び種の保全の基礎となるすぐれた学術的成果を挙げた者に対して、昭和63年からフィリップ殿下のご薨去に伴い終了となる令和5年まで、隔年で18件、18名の研究者に授与されました。

第110回授賞式は新型コロナウイルス感染症の影響により延期となり、令和3年度に第111回と同日に挙行しました。

これまでの授賞数

賞 名 内 容 件 数 人 数
恩賜賞 イ)各部1件以内日本学士院賞の中より推選
ロ)賞状、賜品(御紋付銀花瓶)
173 185
日本学士院賞 イ)毎年9件以内
ロ)賞状、賞牌、賞金(1件100万円)
752 849

日本学士院学術奨励賞

若手研究者を顕彰して今後の研究を奨励することを目的として、平成16年に創設されました。受賞者は、独立行政法人日本学術振興会の日本学術振興会賞受賞者の中から選ばれます。第19回授賞式は秋篠宮皇嗣同妃両殿下のご臨席のもと、令和5年2月に挙行されました。

これまでの授賞数

賞 名 内 容 件 数 人 数
日本学士院学術奨励賞 イ)毎年6件以内
ロ)賞状、賞牌、副賞
110 110