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日本学士院第4回学びのススメシリーズ講演会のお知らせ

パンフレット
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日本学士院では、中学生・高校生を対象とした学びのススメシリーズ講演会を開催いたします。(一般の方も聴講いただけます。)

今回は別府輝彦会員が講演を行います。本講演会は日本学士院会員の話を聞けるよい機会です。奮ってご参加ください。

聴講をご希望の方は、当日、直接ご来場ください。


日時・場所

後援

台東区

台東区教育委員会

協力

上野の山文化ゾーン連絡協議会

講演内容

別府輝彦会員
別府輝彦会員

「見えない巨人—微生物—」

 目に見えない微生物は、発酵食品から医薬までさまざまな役に立つ物質を作り出し、また我々の身の回りの環境に絶えず貯まりつづける汚染物質を分解・浄化してくれる一方で、その一部は病気や腐敗を起こすのでそれをどう防ぐかが大きな問題になります。人間生活に深い関係をもっている微生物ですが、実はそれが地球上に生息している動物、植物を含む全ての生物の中で最大の部分を占めているということは、21世紀になってようやく分かり始めたばかりの新しい事実です。
このような微生物の多様で意外な姿を紹介すると同時に、この巨人とどう付き合うかについて「共生(きょうせい)」という見方から皆で考えたいと思います。




【学校の先生及び保護者の方へ】

 日本学士院(にっぽんがくしいん)は、文部科学省に設置された、学術の発展に寄与するため必要な事業を行うことを目的とした機関です。本院は、明治12年に福沢諭吉を初代会長として創設された「東京学士会院」を前身とし130年の歴史を有しています。
学士院では各分野で高い業績を挙げた研究者が会員として所属していますが、その研究成果を社会に還元することも学術研究者の一つの使命だと考えています。また、科学離れが叫ばれる昨今、将来の日本の担い手となる子供たちに、今一度科学に対する興味を持ってもらう一助となればと思い本講演会を企画いたしました。今年も、台東区・台東区教育委員会の協力を得て、この講演会を開催する運びとなりました。
今回講師を務める別府輝彦会員は、チーズの生産に不可欠な子牛の胃由来の酵素、キモシンの微生物による製造法を開発するなど、在来の微生物利用学の領域に、近代的な分子生物学的知見と手法を積極的に導入し、多様な先駆的研究成果を挙げています。一つの分野を極めた研究者の話を聞くことは必ず子どもたちの糧となることと思います。
中学生・高校生に向けた内容となっておりますが、学校の先生ならびに保護者の方にも本院へ足をお運びいただければ幸いです。




お申し込み・お問い合わせ

聴講をご希望の方は、当日、直接ご来場ください。

<お問い合わせ>

日本学士院 事務室