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物故会員個人情報

氏名 吉田民人 (よしだ たみと) 吉田民人
所属部・分科 第1部第1分科
選定年月日 平成13年12月12日
退任年月日 平成21年10月27日
専攻学科目 社会学
過去の要職
  • 東京大学名誉教授
受賞等 国内
  • 紫綬褒章 (平成11年)
海外
主要な学術上の業績

吉田民人氏は、20世紀中葉のゲノム革命に触発され、認知の機能ばかりでなく指令や評価の機能をも担う「言語的情報や言語的プログラム」の概念を確立し、この情報論的枠組みによって、社会的人間、社会的行為、社会関係、社会集団、社会全体など、人間生活の広範囲な諸領域を包括的に解明しうる道を切り開きました。同氏はまた、この理論構築の実績を一般化し、全自然の根源的構成要素および根源的秩序原理として物質層の「物質=エネルギーおよび法則」を二大範疇としてきた17世紀以来の科学思想に、生物層・人間層に独自の「記号的情報およびプログラム」という新しい二大範疇を追加・導入する、進化論的で累層論的な科学哲学を提唱しました。

主要な著書・論文
    1. 「情報科学の構想―エヴォルーショニストのウィーナー的自然観―」加藤秀俊・竹内郁郎・吉田民人共著『社会的コミュニケーション』培風館、1967年(吉田『自己組織性の情報科学』(論文集)新曜社、1990年に再録)
    2. 『情報と自己組織性の理論』(論文集)東京大学出版会、1990年
    3. 『主体性と所有構造の理論』(論文集)東京大学出版会、1991年
    4. 「〈情報-資源論的自己組織パラダイム〉の基礎概念と基礎命題」『自律分散―自己組織化―』(科研費・重点領域研究204講演資料集)、1992年
    5. 「ポスト分子生物学の社会科学―法則定立科学からプログラム解明科学へ―」『社会学評論』第46巻第3号、日本社会学会、1995年
    6. 「近代科学のパラダイム・シフト―進化史的〈情報〉概念の構築と〈プログラム科学〉の提唱―」『平成8年度・学術研究総合調査報告書』日本学術会議、1997年
    7. 「21世紀の科学―大文字の第二次科学革命―」『組織科学』第32巻第3号(特集「プログラム科学―社会科学に〈法則〉はあるか―」白桃書房、1999年
    8. 「〈新しい学術体系〉の必要性と可能性」『学術の動向』第6巻第12号、日本学術会議、2001年
    9. 理論的・一般的な〈新しい学術体系〉試論」『新しい学術の体系―社会のための学術と文理の融合―』第7章、日本学術会議運営審議会附置新しい学術体系委員会、日本学術会議、2003年
    10. 「新科学論と存在論的構築主義―〈秩序原理の進化〉と〈生物的・人間的存在の内部モデル〉―」『社会学評論』第55巻第3号、日本社会学会、2004年

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