日本学士院

物故会員個人情報

 

氏名

田村三郎 (たむら さぶろう)

 

所属部・分科

第2部第6分科

選定年月日

平成元年12月12日

退任年月日

平成27年12月4日

専攻学科目

生物有機化学

過去の要職

東京大学名誉教授

受賞等

〔国内〕

日本学士院賞(昭和51年)
勲二等瑞宝章(平成2年)
文化功労者(平成4年)
文化勲章(平成11年)

〔海外〕

 

主要な学術上の業績

田村三郎氏は、微生物の生産する生理活性物質に関して広汎な研究を行い、多くの化合物を単離してその構造を決定しました。また、強力な合成新幼若ホルモンを開発し、繭を大型化することに成功、これを実用化しました。タケノコより植物ホルモンのジベレリンの一種を単離することを得て、栄養生長中の高等植物よりこの種のものの最初の発見者となりました。

主要な著書・論文

著 書

  1. 『現象の追跡─生理活性物質化学を拓く』((株)学会出版センター)
  2. 『地球環境再生への試み─劣悪環境の現地に立って』((株)研成社)