日本学士院

物故会員個人情報

 

氏名

上柳克郎 (うえやなぎ かつろう)

 

所属部・分科

第1部第2分科

選定年月日

平成10年12月14日

退任年月日

平成19年12月7日

専攻学科目

商法

過去の要職

受賞等

〔国内〕

〔海外〕

 

主要な学術上の業績

上柳克郎氏は、手形法、商法、会社法の基礎理論の研究を通じて、戦後のわが国における商法学の一大潮流である機能主義商法学の先駆的役割を果たしました。その研究手法は、商法上の基本的法概念を、それが果たす機能の面から徹底的に分析して、その意義を解明するといったものです。商法の解釈学法学の分野においても、学説・判例上特に錯綜する問題を取り上げ、その詳密な分析を通じて、本来、法の目指す方向を示しました。

主要な著書・論文

著 書

  1. 『協同組合法(法律学全集)』(1960年、有斐閣)
  2. 『会社法・手形法論集』(1980年、有斐閣)
  3. 『商事法論集』(1999年、有斐閣)
  4. 『商法とその周辺』(1997年、有斐閣学術センター)