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会員個人情報

氏名 長尾真 (ながお まこと) 長尾 真
所属部・分科 第2部第5分科
選定年月日 平成26年12月12日
専攻学科目 情報学
現職等
  • 京都大学名誉教授
受賞等 国内

京都新聞文化賞(平成6年)

大川出版賞(平成7年)

電子情報通信学会功績賞(平成9年)

情報処理学会功績賞(平成9年)

紫綬褒章(平成9年)

人工知能学会業績賞(平成10年)

日本放送協会放送文化賞(平成11年)

C&C賞(平成11年)

高柳記念賞(平成11年)

日本国際賞(平成17年)

文化功労者(平成20年)

京都府特別功労賞(平成26年)

文化勲章(平成30年)

海外
  • IEEE Emanuel R. Piore Award (1993年)
  • 機械翻訳国際連盟(IAMT)栄誉賞(1997年)
  • 計算言語学会(ACL)Lifetime Achievement Award(2003年)
  • フランス・レジオンドヌール勲章(2004年)
外国アカデミー会員等
  • IEEEフェロー(1999年)
  • ノッティンガム大学名誉博士(1999年)
  • 北京郵電大学名誉教授(2006年)
主要な学術上の業績

 長尾 真氏は、永年、画像および言語のコンピュータを用いる情報処理の研究に力を注ぎ、初期のパターン認識や画像処理から最近の機械翻訳、電子図書館に至る広い分野で優れた研究成果を挙げました。
 中でも、フィードバック解析機構を導入した顔写真の認識システムや黒板モデルを用いた複雑な航空写真の解析システムは、人工知能的手法による画像処理の分野を開拓したものとして国際的に大きな影響を与えました。
 さらに、アナロジーによる機械翻訳という新たな翻訳方式を提案し、世界的に注目を集め、最近では世界の多くの機械翻訳システムにこの方式が用いられるようになって来ています。
 また、「電子図書館アリアドネ」として、単に書物をデジタル化するのではなく、目次(章、節)を使い書物を構造化し、書物の一部分を取り出したり、書物の中の重要語を通じて他の書物にリンクできる機能を実現しています。
 このシステムを基礎として国立国会図書館長在任中は210万冊に上る資料のデジタル化を行い、世界的にも優れた電子図書館を建設し、全国の大学図書館、公共図書館へのネットワーク配信も可能としました。
 以上のように、長尾氏は、画像および言語の知的情報処理に関して、世界的に輝かしい業績を残し、学術分野のみならず社会に対しても大きな貢献をしました。

主要な著書・論文
  • (画像処理関係)
    1. A Structural Analysis of Complex Aerial Photographs, M. Nagao, et. al., Plenum Press, 1980, 航空写真の解析と形状認識の方法について自分の研究成果に基づいて書いたこの種の始めての本。
    2. Shape Recognition by Human-Like Trial and Error Random Processes, M. Nagao, Int. Jour. of Pattern Recognition and Artificial Intelligence, Vol. 10, No.5, 1996, 人間が行っている試行錯誤に類似した過程を実現することによって形の認識を行う方法を提案した。
  • (言語処理関係)
    1. A Framework of Mechanical Translation between Japanese and English by Analogy Principle, M. Nagao, Artificial and Human Intelligence, North Holland, 1984, 今日、例文主導翻訳方式として広く世界で使われている機械翻訳方式の考え方を提唱した最初の記念すべき論文。
    2. The Japanese Government Project for Machine Translation, M. Nagao, et. al., Computational Linguistics, Vol.11, No.2-3, 1985, 科学技術庁支援の大規模な日英・英日機械翻訳システムの研究開発の成果の報告。
    3. Varieties of Heuristics in Sentence Parsing, M. Nagao, Current Issues in Computational Linguistics, 1994, 文の解析には構文だけでなく,用例,時制,名詞の指示性,照応関係などを全て明らかにしなければならず,これはすべてヒューリスティックルールで行えることを具体的に示した。
    4. A Syntactic Analysis Method of Long Japanese Sentences based on the Detection of Conjunctive Structures, M. Nagao, et.al., Computational Linguistics, Vol.20, No.4, 1994, 並列構造を検出することによって長い複雑な日本語文の精度の高い解析への道を開いた。
    5. nグラム統計によるコーパスからの未知語抽出, 長尾真ほか、情報処理学会論文誌 39巻、1998, 自然言語処理における辞書作成作業において、nグラム統計を用いて、コーパスからの単語抽出とその単語が属する品詞の推定を同時に行う方法を提案し、その有効性を確認した。
  • (電子図書館関係)
    1. 電子図書館, 長尾真、岩波書店、1994, 電子図書館とは何かを著者の作ったシステム「アリアドネ」を基にして明確に示し,電子図書館成立のための社会的諸条件についても論じた分かりやすい本。
    2. 電子図書館Ariadneの開発(1)~(5), 長尾真ほか、情報管理 38巻、 電子図書館の一つの理想の姿がどのようなものであるかを具体的に説明し,さらに,それを具体的に実現するために持つべき機能の概要,システム構成,ユーザ・インタフェース,システム構築支援機能,ネットワーク構成などについて詳しく述べた。
    3. 未来の図書館を作るとは, 長尾真、ライブラリー・リソース・ガイド、2012年秋号、2012, 電子図書館時代が来ようとしている中で、その姿、あり方、電子図書館のあるべき知識構造、検索方式、将来等について論じ、図書館界、出版界に大きな影響を与えた。
リンク

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