会員情報
氏名
松野太郎 (まつの たろう)
所属部・分科
第2部第4分科
選定年月日
平成17年12月12日
専攻学科目
気象学・地球物理学
現職等
- 国立研究開発法人海洋研究開発機構フェロー
- 東京大学名誉教授
- 北海道大学名誉教授
受賞等
〔国内〕
- 日本気象学会賞(昭和45年)
- 日本気象学会藤原賞(平成4年)
- 日本学士院賞(平成9年)
- 旭硝子財団 ブループラネット賞(平成25年)
〔海外〕
- アメリカ気象学会ロスビー研究メダル(1999年)
- 世界気象機関IMO賞(2010年)
外国アカデミー会員等
- アメリカ気象学会名誉会員(2005年)
- (イギリス)王立気象学会名誉フェロー(2014年)
主要な学術上の業績
松野太郎氏は、赤道近くの領域における大気や海洋の現象を支配する力学理論を作り、エルニーニョ現象などのメカニズムを解明する基礎を築きました。一方、難問とされていた冬期の北極域で成層圏の気温が突然上昇する不思議な現象のメカニズムの解明などで上層大気の気象研究に大きく貢献しました。さらに、コンピュータ・シミュレーションによる気候や環境の大型共同研究を推進し、地球温暖化予測や熱帯気象学の新たな展開に指導的役割を果たしました。
主要な著書・論文