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資料の紹介

和算図書

 現在、本院が所蔵している和算図書及び器具類は、明治39(1906)年7月から開始された和算史調査事業により、調査・蒐集したものです。ヨーロッパ数学の台頭に伴い、約300年の伝統を誇った和算が衰退し、和算家の相伝した数千の和算書が反故に帰して、散佚していきました。このような和算の滅亡を憂えて、和算書等の蒐集と和算史の研究を行う事業をおこしました。現在、本院に所蔵されている和算関係資料の数は、約9,700タイトルにのぼります。今日これは、有数の和算関係文献の蒐集として内外学界に重要視されています。

藤田貞資関係資料(138点)<重要文化財>

 江戸中期の和算家藤田貞資(ふじた さだすけ、享保19(1734)年~文化4(1807)年)は、世界的にも高度な発達を遂げた和算のうち、関流の宗統として多彩な活動を行い、多くの門弟と著作を通じてその全国的な伝播にきわめて大きな役割を果たしました。藤田貞資関係資料は貞資の業績をうかがわせるとともに、江戸時代中期における和算の相伝と普及の実態を物語る一括資料としてわが国数学史上価値の高いものです。同資料は、大正7(1918)年6月に貞資の子孫藤田菊弥氏より寄贈され、平成5(1993)年6月10日に重要文化財に指定されました。

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